面接、それはプレゼンテーションである

転職

転職活動に必ずあるもの、それは面接ですね。

私も人事担当者として年間数十名の採用活動をしています。ということは少なく見積もってその3倍以上の面接を実施していることになります。(1つのポジションにつき、3人の候補者とお会いしているという前提)

これだけの面接数を改めて振り返ってみて、しかもこれまで4つの異なる会社の面接官をしてきて思うこと。それは「面接結果はほぼ迷わない」ということです。言い換えれば、「ほとんどの面接は、面接終了時には結果が決まっている」ということ。

できる限り高い確率でこの「面接突破するポイント」をお伝えしたいと思います。

面接で失敗しないコツはありますか?

テディ
テディ

何よりも大事なのは自分を偽らないこと。それとちょっとだけ印象が良く見えるテクニックを使うこと、かな。

面接は「選別される場」でしょうか?

入りたい会社があったとして、でもその会社の事は入社するまで全てはわかりません。

入社して「あれ?こんな会社だったの?」と思ってしまったらそれは不幸の始まり。

面接は「会社が候補者を選別する機会」ではありますが、その逆も然りで「候補者が会社を選別する機会」でもあるという大原則を忘れないようにしましょう。

職場というのは自分のライフタイムのうち、多くの時間を過ごす場です。そこで「偽りの自分」を演じ続けるのは大変なストレスです。

なので「自分自身のありのままを、100%出せている状態」を目指し、それが企業側からみて「フィットしない」と思われたなら、それは「ミスマッチが事前に防げた」というありがたい結果なのだ、と受け取るのが一番精神衛生上もよいことだと思います。

ゆえに「自分はこういう人間なのです」というプレゼンテーションこそが、面接の極意に他なりません。

人事面接官と部門面接官の見るポイントの違い

実はこれは結構シンプルです。

人事・・・会社へのカルチャーフィット。経験から学ぶ力など、再現性を伴った能力のポテンシャル。

部門・・・必要とされるスキル/経験のレベル感。職場へのフィット。

という考え方がメインですね。

特にこの「職場へのカルチャーフィット」というところは、例えば以下のようなことです。

○募集背景・・・増員なのかReplaceなのか。Replaceだとすれば前任者のスキルレベルが影響します。

○チームメンバーのスキル/経験・・・今求められているのはシニアレベルなのかジュニアレベルなのか。

○上司の力量・・・ダイバーシティなチームメンバーを率いることを意識しているのか。それとも似たようなメンバーを統率したいのか。

このあたりは自分自身ではコントロールできないので変に考え込むことはやめましょう。敢えて言うならば「どんな環境にも適用力が高い」というコンピテンシーを高める努力くらいでしょうか?

そもそもプレゼンテーションとは?

 「プレゼンテーション」の語源を知っていますか?

これはずばり「プレゼント」です。

プレゼンテーションとは相手にプレゼントを渡すこと。

プレゼントというのは相手に喜んでもらうために送るもの。自分があげたいものを送るのとは根本的に違います。

面接に限らず、相手に話をするときは、「伝わりやすい話」をするところから、一歩進んで「相手が喜ぶ話」をする意識をもってみましょう。これも逆から言ってみると「相手が喜ばない話」はしない、ということにもなりますね。

相手が喜ばない話。。。代表格は「長い話」ですよね。面接時間は限られているので。

プレゼン資料は事前に面接官の手元にある

面接に臨むにあたり事前に「職務経歴書」は提出しているはずですよね。

面接官は少なくともそれにより「書類選考」をし、面接の場が設定された、ということになります。

でも正直に言います。

面接の直前に職務経歴書を読み込んで面接に臨む面接官は、私の感覚値では「半々」です。

私はどちらかというと、書類選考時に「最低限の条件をクリアしているか?」「良い匂いがするか?(フィット感を感じるか?)」を確認するために使った後、面接直前にさらっと見直す程度です。

なので面接官に対して「職務経歴書にも記載したとおり・・・」という言い方で話すことは少しリスクがある、ということにもなるのです。

あくまで「まったく職務経歴書を読んでない相手にもわかるように」話す心がけがよいと思います。

面接(プレゼン)は最初の5分で決まる

面接もプレゼンも最初の5分で決まります。

こう書いてしまうと「第一印象で決まるということですか?」という質問をうんでしまうかもしれませんが、そういうことではありません。

最初の5分で「落ちる人は確実に決まる」のです。

部屋に入ってくる際の所作、表情、オープニングから5分間での話し方、やりとり・・・

これらの流れの中で「これ以上話を聞く必要がない人」というのは確実に判断できます。

最初に書いたとおり、会社へのフィット感や、相手の意図に沿った話し方ができるか、そもそも「明るく元気」か。

「明るくて元気」なだけで人は採用されませんが、「Low keyで暗い表情の人」とは、やはりよほどのことがないと一緒に働きたいとは思われない、という話ですね。

話し方と話す内容

前段の「最初の5分」にも通じる話ですが、「メラビアンの法則」はご存知でしょうか?

UCLAの心理学の名誉教授であるアルバート・メラビアンの有名な実験ですが、コミュニケーションにおけるインパクトの大きさ(割合)を表したものになります。

(本当の実験は「感情等と矛盾したメッセージの受け取られ方」らしいので、実はここで伝えられているものとは違う、という話でもありますが。。)

すなわち、どれだけ「話の内容」が面接内容にジャストフィットしていても、それ以外の「しぐさ」や「話し方」が邪魔をすることがある、ということを認識しておきましょう。

「私は人とのコミュニケーションに自信があります」という話の内容を、うつむき加減で小さな声で話されると、「さすがに違うだろ」と思ってしまうということは容易に想像できると思います。

プレゼン内容は2つだ

結局のところ、これまでの経歴や実績も含めての「ありのままの自分」は質問に答えることによって浮き彫りにされるので、自分からの発信(すなわち面接官へのプレゼント)は、2つに絞られます。

○自分はどんな人間なのか?

○なぜこの会社なのか?

新卒面接でもよく言われる「自己PR」と「志望動機」に他なりません。

でも結局、この2つが面接官にとって「わかるわかる。違和感ない。」と受け取られない限りは経歴がどれだけマッチしていても、素直に「合格」とは言いづらいのですよね。。

(もちろん、重要ポジションにおけるヘッドハンティングなどだと、会社側がこれをプレゼンすることになるわけですけれど。)

「緊張」を克服する

とはいえ転職活動における面接は、普通の会社生活ではなかなか慣れれないもの。そりゃあ緊張しますよね。

適切な緊張感はパフォーマンスを向上させますが、過度な緊張は失敗のもと。過度な緊張に陥らないためには「緊張」のメカニズムがわかっておくと対処もできますね。

緊張のメカニズムとは、端的に言うと「脳の酸素不足」です。

緊張しないための事前対策も、緊張してしまったときの事後対処も基本は同じで「脳に酸素を送り込む」しかないのです。

事前の準備としては「深い深呼吸」。吸うよりも長く「吐く」。これで副交感神経系が刺激されます。事後対処としても「とにかく呼吸」なので、面接官が質問しているタイミング(すなわち自分が話していないタイミング」でできる限り酸素を体内に送り込みましょう。

皆さんの面接がうまくいくことを心より願っております!

 

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